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「もの想う秋は ちょっとだけ瞑想」

「もの想う秋は ちょっとだけ瞑想」

杉本直子
  • 杉本直子
  •  2017.11.13
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もの想う秋、ですね。
少し寂しくて人恋しい。親しい誰かを誘いたくなるのもこの頃(わたしはそう)。
枯れ葉がはらりと落ちたら心揺れ、街明かりや秋祭りの音にソワソワしたりざわついたり。金木製の香りや運動会から聴こえる音楽でフッと昔にタイムスリップしたり。
それはみんな、風(ヴァータ)の仕業なのです。

インドの生命科学アーユルヴェーダでは、秋は、夏に優勢だった火(ピッタ)のエネルギーから風(ヴァータ)のエネルギーの多い冬へと変わろうとする時期。
ヴァータは風ですから、軽く、冷たく、流動的で、乾かす性質があります。
木々を揺らし葉を落とす目に見える風から、身体の体液を流す風、胸に思いをこみあげ感情を動かす見えない風まで、私たちの中も外もいろんな風が吹いています。

これから冬にかけて、そのヴァータの季節。
心地よい感傷に浸ったり懐かしんだりするだけならいいのですが、ヴァータが強くなりすぎると心があっちこっちに飛んで、過去の後悔を呼び起こしたりまだ来ない未来を憂いたりもします。
それはちょっと困りますよね。心が疲れます。

ヴァータを鎮めるひとつの方法は、静かに瞑想すること。 秋は、とくに瞑想をおすすめしています。

ヴァータを鎮めるひとつの方法は、静かに瞑想すること。
秋は、とくに瞑想をおすすめしています。
瞑想? なんだか難しそう。雑念だらけで静かにしてると余計にわいてきます。
と思いましたか? はいその通り。
人の脳は優秀すぎて1日に18万7000項目のことを考えているんですって。どうやって数えたのでしょうね。その殆どが過去の後悔と将来の不安、とか。もっと楽しいこと思ってよ、と脳の持ち主としては言いたいところです。
そんなお喋り好きの脳をお休みさせるのだから、練習が必要です。こんなことを試みてください。

1.肩の力を抜き、背筋を伸ばして座る。正座でも胡坐でも椅子に座ってもいい。
2.舌の力を緩めて軽く上顎につけ、手のひらは上向きにして腿の置きやすいところに手を置く。(きつかったら手のひら下向きでもOK)
3.軽く目を閉じる。目がうっすら開いてしまう人は、ボーッと動かない斜め下の一点を視る。
4.鼻から、意識して息を吸い、意識して吐く。を続ける。

まずは1分おこなってみます。
今まさに息をしている。そこにしっかりと気づきながら呼吸をします。普段は無意識におこなっている呼吸に意識を向けるだけ。
それでも難しいと感じたら、息を数えながら行ってみてください。
吐きながらイー、吸いながらチー、吐きながらニー、吸いながらイー、と123でもいい。吐いてヒトー、吸ってツー、とひとつふたつみっつでもいい。
数える間は過去や未来など他のことが考えにくくなりますから、集中の練習になります。まずはあっちこっちに考えを飛ばさない、これで充分です。
たくさん練習を重ねて深い集中ができるようになると本当の瞑想状態がやってきます。それはこちらから掴み取りに行くのではなく、続けているとフッとやってくるのです。
瞑想を行うと脳がとてもリラックスします。記憶を司る海馬を元気にもするので、いらないもの必要なものもスッキリ整理でき、脳のデトックスにもなりますね。
過ぎた過去やまだ来ない未来をくよくよと思いそうになったらお試しを。

瞑想はヨーガ行者や宗教家など特別な人のためのものではありません。
私たちが生活の中のストレスからしばし心を離して楽になるためのツール。
一日にたった3分いや1分でも、集中しておこなえたらオッケー。

重ねると、電車の中や騒音の空間にいて心ざわついたとき、サッと心静かな自分になることができますよ。秋だけでなく、生活の折々で活かせたらいいですね。

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